讃岐うどんツアー

第1回讃岐うどんツアー

  • 決行日:1999年5月1日
  • 参加者:花鳥、テルちゃん、まつゐちさん、ヒラタちゃん、ヒラタちゃんの職場の先輩
  • 今回のツアーまで:前にテレビ番組「ウンナンの気分は上々!」でナンちゃん(南原清隆)が讃岐うどんを喰いに行った回を見てしまって、思いっきり讃岐うどんのことが気になっていた花鳥は、 たまたま会社の帰りに飲みに行ったテルちゃんと「ゴールデンウィークどこか行くの?」みたいな会話になって、

・実家が愛媛。
・高松にも半年住んだことがあり。
・仕事で高知・徳島と毎月出張に行っていた経験があり。
・四国は土地感がある。
・そして、テレビで見た讃岐うどんがみょーに気になっていることを説いた。

すると、テルちゃんが二つ返事で「ええな。四国行こうか?」と言ってくれたので、「よっしゃ!讃岐うどんを確かめるチャンス!」とばかり、

いつも「言うだけ大将」のテルちゃんを警戒しつつ、話をトントンと進め、同じ会社のまつゐちさんをも巻き込み、気がついたらメンバーが男3人・女2人の5人になっていた。

5月1日の早朝7時半大阪中央郵便局で集合して。

昨晩、「明日早いから今日は飲んだらあかんよ。」と忠告したのに案の定、深夜まで飲んでいたというテルちゃんの車(ジェッタ)でレッツラゴー!(古い)

初めて讃岐うどんツアーに出掛けた花鳥は、実家が讃岐のお隣の 愛媛の松山で、正月に弟と帰省した時に使った明石大橋から鳴門大橋経由で讃岐に入る。 というルートを選択した。

このときはまだ距離感もなかったし、正直言って失敗だったな。

鳴門から高松までというのは高速がつながっていないのだ。
国道11号線を走って行くのだが、なかなか前に進まない。
まだ徳島だというのに運転手のテルちゃんが「あっ、讃岐うどん屋!あそこでもええやん。」 てな感じで、空腹と渋滞のイライラで、だんだんと「妥協しようや」みたいなこと言い出して、
どうしても究極の讃岐うどんを喰いたい花鳥は「とにかく早く着いてくれぇ!」と祈りながら、香川県綾歌郡陵南町に向かう。

そんなこんなでやっとこさ、12時頃に「田村」の近くまで来た。
ところが今度はお店の場所がわからずグルグルグルグル何回も近くを通っていながら見つからず。

なんてったって、頼るのは堺筋本町の「ブックスオオトリ」で買った『昭文社マップル香川版(750円)』の1:10万の めちゃ広域の地図だけ。
ち・・・小さすぎてわからん。
結局、給油ついでにガソリンスタンドのおっちゃんに道聞いてやっと着いたのは12時40分。

たむら

【住所】香川県綾歌郡綾南町陶1090₋3
【営業時間】9:30~13:00くらい
      (麺や出汁がなくなると閉店なので注意) 
【定休日】日曜日
【駐車場】じゃっかんあり
【定番メニュー】小(1玉)100円,大(2玉)200円,天ぷら40~50円,あげ40円
(※情報はあくまで1999年当時のものです。)

目印は何もなし。先ほど通り過ぎたのも納得いく。
コカコーラの看板に「たむら」と書いてあるだけ・・・。とほほ

うわぁ、着いたけど「うどん無くなった」言われたらどうしようとか思いながら店の中を見ると、いっぱいお客さんがいて
「よかった!まだやってる」さっそく、前のお客さんのやり方を真似して、おばあちゃんに「大!」と言ってドンブリにうどん入れてもらい、
ネギとすった生姜をトッピングして、タンクに入っている出汁を入れて、いそいそと席に向かう。

「これが待ちに待った田村のうどんかぁ」と、あとに続くメンバーのことなんか待つのも忘れてさっそくぱくついた。

「うわっ、何これ?」「こんなうどん食ったことない!」「めっちゃ旨!」
あとに続いたまつゐちさんも「旨い!旨い!」って食ってる。

ちょっと気になったのは、ビギナーゆえにわからなかったんだけど、うどんを冷水でしめたのをもらって、麺を釜で茹でずに、すぐに出汁を入れてしまったので、ツユが生ぬるかったこと。

でも、そんな事は軽~くカバーしちゃうほどの旨さでした。

もう我慢できずに気がついたら、小でお代わりしていました。まつゐちさんも同様にお代わりしてはった。
まつゐちさんはお代わりのとき、おばあちゃんから丼に麺を受け取った後にズンドウ釜のお湯でさっさっと茹でたらしい。すると、うどん自体があつあつで一杯目よりもだんぜん旨かったらしい。

ずるいっ。オレにも教えてくれよー!と思いながら、ぬるくても旨いうどんをペロッと平らげた花鳥でした。

ナンチャンが「半分ずっこでお代わりしない?」って言った気持ちがすごく良くわかった。その味たるや、どう言ったら良いのか?
うーん、まず、…
大阪うどんとは違う麺の太さ。(太い)
大阪うどんとは違う硬さ。(でも嫌な硬さではない)
弾力。
麺自体の旨味(甘味)。
ボリュームの割に軽い。(いくらでも食べられる感じ)
大阪うどんとは違う「いりこ出汁」。

とにかく、大阪のうどんとは全く別の食べ物ですっ。これは讃岐に喰いに行った者しかわからんですバイ。

それにしても、この「田村」という店は田舎の農家の納屋がそのまま店になった感じで、おじいちゃんとおっちゃんとおばあちゃん2人がやっていて、店の中は席が6~7席。奥のほうで食べている人も居たかもしれないので、本当はもっと席はあったかも知れないけど、
はっきり言って、狭い店の中にあれだけの人数のお客さんがひしめき合い、座る席がない人は外で立ったまま食べているし、お店の人達にお客さんが実に協力してスムーズに回転していく妙な空間。
うどんをドンブリに入れてもらう以外は全てセルフサービス。
うどんは小100円、大200円。大阪に住んでいる人間にしてみれば、信じられない嘘みたいな安い値段で、こんなに旨いうどんを喰わせてくれる。なんて讃岐ってすごいんだ!と思った。
しかも大阪で流行っている600~700円くらいで喰わせる「うどん屋」なんてアホらしくなってきたのでした。

そして、「田村」を出た花鳥一行は徳島の山奥でかずら橋を観光し夜は高知の桂浜にて民宿に泊まり、翌朝、坂本竜馬像とか闘犬とか観たんだけど、うどんとは関係ないのでバッサリとカットします。

そんでもって、翌日、四国からの帰り際に、香川県丸亀市の「飯野屋」に寄って、うどんを喰いました。

飯野屋

【住所】香川県丸亀市飯野町東二1888-1
【営業時間】9:00-17:00
【定休日】月曜日
【駐車場】50台
【定番メニュー】かけうどん200円,天ぷらうどん400円,ぶっかけうどん300円,肉うどん400円
(※情報はあくまで1999年当時のものです。)

ここはガイドブックに載っていた店なのですが、「田村」と比べると本当に店らしい構えで、そこそこ綺麗な店でしたが、「田村」のときのような感動はありませんでした。

次回はもっと勉強して、美味しい店を予習して来ようと誓いつつ、第1回うどんツアーは終わったのでした。

ここで田村のうどんにハマることによりこのホームページは始まったのです。

花鳥
あるきっかけで香川に足を運んで本場の讃岐うどんの美味しさにハマった花鳥の讃岐うどんツアー顛末記です。今となってはとても古い情報ですが、讃岐うどんツアーの参考にして下さい。「讃岐うどんドットインフォ」は2000年9月30日にスタートし、今年で足かけ22年目を迎えました。これからもよろしくお願いします。
http://sanukiudon.info/

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