讃岐うどんツアー

第3回讃岐うどんツアー

  • 決行日:2000年04月29日
  • 参加者:花鳥、健ちゃん、ウエノ、みっちゃん、ヤマダくん、タナカくん、ジュンコちゃん、チサコちゃん
  • 今回のツアーまで・・・
    昨年、お盆休みに花鳥は大学時代の友人健ちゃんとその健ちゃんを「オヤジさん」と呼んで慕う(?)若者達と小豆島へ旅行し、讃岐うどんを食べて頂こうとしたが、渋滞で「田村うどん」が開いている時間に間に合わず、花鳥が今までくい食べに行った讃岐うどんの店の中で一番美味しいと愛してやまない「田村」のうどんを食べて頂くことができなかった。

    だから、今回は大学時代の3友人(健ちゃん、ウエノ、みっちゃん)と若者達ヤマダくん、タナカくん、タナカくんの彼女ジュンコちゃん、ジュンコちゃんの友達チサコちゃんに一度食べて頂こうと思い…というのはカッコ良すぎるか?

    本心は、自分の周りの人たちに「どれほど讃岐うどんが美味しいか。且つ、感動するか。」を思い知らせたい。
    だって、花鳥がいかに讃岐うどんを好きでも、独りで食べに行くのはやっぱり寂しい&お金がかかり過ぎる。じゃないっすか!
    ゆえに、「アホちゃうか?」と簡単に言われないよう、そして今後、「自分が行きたいなぁ。」と思ったときに「良いね。行こう!」って言ってもらえないと、なかなか讃岐行けないですやん?(と、このときは思っていたが、のちにはそんな心配など吹き飛ばすほどにハマったのでした。)
    だから、今回はこれだけメンバーが集まり、とっても嬉しかったのである。
  • ツアー前夜
    そんなこんなで、たかがうどんと思っている連中も多いわけで、ハイウェイカードの50,000円で58,000円分使えるやつをディスカウントのチケット屋で49,500円で買った来たり、できるだけ高速を使わないで下道で行こう!なんていうメンバーの意見を取り入れ、ゴールデンウィークということもあり、いつもより早く5時に大阪市東淀川区の上新庄を出発するという強行軍になったのである。
    クルマ提供のみっちゃんとヤマダくんを前日花鳥の家に泊めて、当日朝の4時半にウエノが東大阪市から単車で駆け付けたり、とにかく大変でした。
  • ツアー当日(瀬戸大橋まで)
    5:00
    気持ち悪いくらいに誰も遅刻することなく、上新庄を2台の車は速やかに出発した。誰もが眠たい顔をしている。
    ようも、こんだけきっちり集まったなぁ。と思いながら良いスタートを切れた。
    みっちゃんの車には花鳥、健ちゃん、ウエノ、みっちゃんの4人が乗り、ヤマダくんの車には若者4人が乗って一路讃岐を目指す。
    我がおじさん4人衆の車中では相変わらず健ちゃんのくだらんおやじギャグに失笑しながらもどんどん岡山に近づく。
    8人もいると、気を使うのはトイレ休憩。
    岡山のちょっと手前のSAで休憩&ジュース買ったりして、瀬戸大橋に向かう。
  • 8:20
    さぁ、瀬戸大橋まで来たよ!ゴールデンウィークということと、高速代を節約したいということで、5時に出たのが早すぎたのか?かなり早目に瀬戸大橋まで来ちゃった。順調過ぎるので時間調整しようということになった。
    今から行ったら、まだ店が開いていないかも…てことで、瀬戸大橋の真ん中「与島SA」でちょっと休憩。
    「トイレ行きたい人行っといでぇ!」
    せっかく瀬戸大橋に来たので記念写真でも撮ろう。
みんな、讃岐うどんを喰らう前の「使用前状態」です。瀬戸大橋をバックに「ハイ、チーズ!」
左からウエノ、タナカくん、健ちゃん、花鳥、みっちゃん、ヤマダくん、下の2人の女の子が左からジュンコちゃん、チサコちゃんですが、写真小さすぎて顔がわからーん。
  • 8:45
    そろそろ、行こうか!ということで、与島SAを出発。
    かなり早く着いたけど、今日日行く店は「田村」「山越うどん」「谷川米穀店」すべて、13時には閉まってしまうような店ばかり。
    すごいでしょ。13時には閉まってしまうのですよ。あーた!って、誰に言っているんだろう?
    というのも、13時で閉めてしまって、しかもあんなに安い1杯90円から100円で儲かるんだろうか?なんて、お節介な心配をしてしまうほど・・・。
    でも、それが味を守るということなのだろうな。1日に提供できる量以上に無理して作らない。だから、味が守れるのではないでしょうか?たぶん、そうでしょう。なんて勝手に納得したりして。
    そんな勝手な予想はどうでも良いこと。最後の谷川米穀店は初めて行く店なので、道順自信なし。したがって、早く回ることに越した事なし。
    『あれっ、花鳥…「山越うどん」も一度も登場していないよ。』と気付いたアナタ!するどい!でも、実は3月の連休に独りで新規開拓に来たので初めてじゃないんですよ。『独りで行くなんて、よーやるなぁ、あんた。』と思っているアナタ、ごもっとも…。私(花鳥)もちょっと自分で呆れています。 それより、早くうどんを出せと言う声が聞こえて来そうなので、本題に戻りましょう。

    8:55
    坂出ICで下り、11号線を高松方面へ向かい、前谷東という交差点で右折、33号線を400mくらい進んで、府中町前谷(山本商店の手前を)という交差点を左折、あとは17号線を道なりに2.5kmほど進むと左に「田村」がある。もう迷わない!

田村

【住所】香川県綾歌郡綾南町陶1090-3
【営業時間】9:30~13:00くらい(でも麺や出汁がなくなると閉店なので注意) 
【定休日】日曜日
【駐車場】じゃっかんあり
【定番メニュー】小(1玉)100円,大(2玉)200円,天ぷら40~50円,あげ40円
(※情報はあくまで2000年当時のものです。)
  • 9:15
    「田村」到着!
    着いた着いた。さぁ、皆の衆、喰ってくれぇ!なんて言わなくても「わぁ、腹減った!やっと食べられる。」って言ってますわ。

    9:20
    さすがに時間が早かったので、店はすいている。女の子はさておき、男連中はみな「大!」と叫ぶ。
    ちょっと緊張気味。
    みんな花鳥のあとに続き、冷水でしめた麺をドンブリにもらい、釜で暖めて、お湯を切り、ネギと生姜を入れて、熱い出汁を注ぐ。席に座って、さぁ、食べよう!
    小といっても、太い手打ち麺が一人前は充分ある量。決して、半人前ってことではありません。
    なのに、男連中はみな「大」。
    こんなに喰って、何軒も食べに行けるの?と思っているあなた!行けるんすよ。一度お試しあれ。
    食べ始めるとみんな無言になる。
    お馴染みの「ずぅずぅずーずーざーざー」という音だけが店内に響き、あっという間に食べ終わってしまう。

    9:25
    食べ終わったメンバーが次々と店を出てくる。「美味かった!」「美味しかった!」
    ウエノが言う「衝撃的や!あの出汁は美味い!大阪ではないなー。」
    そりゃ、そうやで。大阪はかつをぶしと昆布で出汁とるけど、讃岐はいりこ出汁やねん。
    見よ!この幸せそうなメンバーの顔を…。
    さぁ、次々行こうでー。
(左から、みっちゃん・健ちゃん・ジュンコちゃん・タナカくん・花鳥・ヤマダくん・チサコちゃん/撮影:ウエノ)
  • 9:30
    みんな口々に「田村」の感想を笑顔で話している。
    バイクで来ている二人のライダーが、花鳥たちよりも少し早く店を出てきていて出発する準備をしていたのを見て、
    ウエノが言う。「あの人たち、絶対に美味い店知っているでー。あの人たちについて行ったらどう?」
    まぁ、花鳥は回る順番を決めていたので、そんな事は気にも止めていなかった。
    現実、花鳥たちが車に乗り込んで車を切り返しているうちに、どこか行ってしまった。
    花鳥「さぁ、次の店行くでー。」出発!「次も美味いんかな?」「次は近いん?」
    移動の車中はかなり活気が出てくる。それもこれも、やっぱり「田村」の不思議な魔力のおかげ。
    ここから次の「山越」は隣町の綾上町なので、そんなにも時間はかからないが、「山越」は『恐るべきさぬきうどん』という本でS級指定店が決められたときに一番得点が高かった店。
    とにかく、行列の長さでは他の追随を許さないようなお店だ。
    まず、駐車場が空いているか?行列がどれくらいか?
    この店に時間がかかると、最後の「谷川米穀店」が閉まってしまう。
    次は綾歌郡綾上町の「山越うどん」へ…

    9:50
    祈るような気持ちで「山越うどん」の駐車場に着く。あぁ、やっぱり朝も早いのに駐車場はいっぱい。しばらく待って、何とか2台とも駐車できたときには10:00を回っていた。

    それにしても、県外ナンバーの車の多いこと。花鳥たちも大阪のナンバーなので目立っていたと思うが、ちょっと見ただけで、広島、愛媛、徳島はまだしも…静岡、とか相模、久留米って、あんたらどこから来てんねん。って、つっこみを入れながら、でも本当に讃岐うどんを食べに旅行するというのは密かなブームらしいね。

    10:05
    店に向かって、少しばかり小走りに向かう。目に飛び込んできた店の周辺。うわっ、長蛇の列。
    誰かが言う。「どう見ても100人は軽く並んどんなー」。
    何回も同じことを言うが、この次に行く「谷川米穀店」の閉店時間も13時。
    うーん大丈夫か?本当に後の行程にも響くぜ。
    既に食べている人も多い。多いが始末に終えないのは食べた人がお代わりをするから、なかなか行列が減らない。
    でも、驚いたのはさっきのライダーたちが先回りして行列に並んでいるのである。これには本当にビックリした。
    また、ウエノが言う。「さすが、Y(花鳥)。Y(花鳥)が連れて来る店は美味い店だから、あの人たちと一緒の所に来たんだなぁ。この店も期待できるで。」
    と言ってくれた。花鳥、ちょっと御満悦!

山越うどん

【住所】香川県綾歌郡綾上町羽床上602-6
【営業時間】9:00~13:30
【定休日】日曜日
【駐車場】50台
【定番メニュー】小(1玉)90円(最安値),中(2玉)180円,3玉(大)270円,4玉(特大)360円,かまたま(=釜あげ卵うどん)1玉140円,釜あげかけ(1玉)90円,釜あげつけ(1玉)90円天ぷら・あげ90円
(※情報はあくまで2000年当時のものです。)
見よ!この行列。無事に食べられるんやろか?
  • 10:40
    並んでから30分以上経ち、少しずつ行列が進み、やっと店の中まで入れる所まで来た。
    うどんを打つ機械がフル稼動して、おばちゃんたちが茹であがった麺を井戸水でしめてお客の注文を受けながらドンブリに盛っているが、あまりの客の多さにさばき切れていない様子。
    ときどき、大将らしき人がおばちゃんの代わりに麺の茹で加減をチェックしていた。店員さんがキビキビして活気がある店内です。
    店の中まで行列が進むとメンバーがメニューを見ながら、それぞれに「なに食べようかな?かまたまってうまそうやなぁー。」なんて言いながら迷っている。
    一番人気は「かまたま」こと釜あげ卵うどんであるが、花鳥は普通のかけうどん大を食べるぞ!
    かけうどんは1玉(小)90円、2玉(中)180円、3玉(大)270円、4玉(特大)360円。ということで、「田村」より単価は10円ずつ安い。
    メンバーの中には名物の「かまたま」を注文している者も多かった。

    10:50
    花鳥はかけうどん2玉(中)を頼む。おばちゃんからドンブリを受け取り、お金を払って、熱い出汁をかけて、空いている席を見つけに行く。上の行列の写真にすだれがかかっているところあるでしょ。そこの裏側がこういう風になっていて、ベンチが置かれていて、ここに座って、連れのメンバーの人たちの事なんかほっといて、美味しいうちにさっさと食べる。
    「おっ、美味い美味い。」ここは「田村」よりはちょっと細めのつるつるの麺。角も立っている。ぶちっと切れる麺。伸びたりはしない。
    コシもしっかりしているけど、飲みやすい麺。ここも美味い!さすが、S級指定店!またもや、2分もかからずにあっという間に食べ尽くしてしまった。かまたまを食べているメンバーも「こういう食べ方も良いなー。」なーんて言っている。
    でも、花鳥はかけうどんを食べて、「田村」と比較している。今回は「田村」の方が美味いと思った。
    花鳥は「田村」の方が好きである。でも、これには個人差があると思う。
    かまたまはかなり美味だったらしい。ここはかまたまが正解だったかな。
    しかし、ここのトッピングは種類が豊富!ちょっと紹介すると、天ぷら(季節によって内容が変化 計16種)チクワ,ハムコロッケ,ジャコ,エビ,イモ,ゲソ,コロッケ,メンチカツ,えびのかきあげ,コンブ,インゲン,ゴボウ,レンコン,ゆで卵,ジャガイモ,イワシハンバーグ 90円,マヨネーズ 50円,卵 50円 など。
    マヨネーズって?どうするの?
    かけ大180円也!最安値更新!
かけ大180円也!
最安値更新!
メンバーのかまたま
半熟の黄身が美味そう!
かまたまは1玉140円、
2玉だと90円足して230円。
  • 11:00
    みんな出てきて、口々に「田村の方が美味いな。何でかというと出汁が美味いねん。」とか、「いや、山越うどんは山越うどんでかまたまという食べ方で違う美味さがあるわ。」うんぬんかんぬん。いつのまにか、みんな評論家になってきた。おもろいでんなー。

    11:10
    山越を後にする。まだまだ行列は途切れていなかった。駐車場に向かうと駐車場が空くのを待っている車が並んでいた。恐ろしいなぁ。この店のこの人気。
    ウエノが言う「そういえば、あのライダーの人たちはどこへ行ったんやろう?」もう、どこかに出発してしまったようだ。
    花鳥が返す「とうとう置いてけぼりになったな。次の谷川米穀店でも一緒になったら笑うな。」なんて言っていたら、あとでとんでもない事が!!!
    さておき、お次は今回の目玉「谷川米穀店」。どうして目玉かというと、名前が“米穀店”ですよ。本業は米屋なんだから…、何でうどん屋始めたんやろう?
    それと、発見が難しそうなのである。一度も行ったことないし。何せわかっているのは
    「麺聖のうどんグルメの旅」で見た写真で川沿いにあるということだけ。
    すぐに見つからなかったら、閉店になってしまうかも…という不安が頭をよぎる。
    『マップル香川版』の地図にだいたいこの辺かなぁ。と思って記しを付けたところを目指し、途中で曲がるの忘れて真っ直ぐ行ってしまって、Uターンしたりしながら、438号線を徳島方面へ、「まだかなぁ、まだかなぁ。」なんて思いながらひたすら進む。
    どんどん、どんどん山奥に入っていく。だんだん心配になってくる。本当に見つかるのか?
    途中で、「いくら何でも遠すぎるなぁ」と思い、地元の酒屋で、「この辺に谷川米穀店といううどん屋さんないですかねぇ?」って道を聞く。 すると、「あぁ、谷川なら1kmくらい先やな。」と教えてくれた。「そうか、まだ通り過ぎていなかったんだ。良かった。」
    「よし、行こう!」
    再出発した。2分くらい進むと、橋が見えてきた。
    「あれか?」さらに近づく。すると橋の左方下に行列の出来ている家が見えた。
    「あれやぁ。間違いない。ほんまに普通の家みたいやなぁー。」

谷川米穀店

【住所】香川県仲多度郡琴南町川東1490(明神橋のふもと)
【営業時間】11:00~13:00
【定休日】第2・4日曜
【駐車場】ほとんどなし
【定番メニュー】小(1玉)100円,大(2玉)200円,生卵30円
(※情報はあくまで2000年当時のものです。)
  • 11:40
    「谷川米穀店」到着!
    やっと到着!車も車の量が少ない脇道に駐車して、「山越」同様、小走りに「谷川米穀店」に向かう。
    11:45
    道からちょこっと下った川沿いに「米」のマーク、「谷川米穀店」発見!さっそく並ぶ。
    もう既に、結構並んでいる。ガラス越しにうどんを食べているお客さんの笑顔が見える。いやでも膨らむ期待!
→→こっちから来たが、この交差点が目印。
この橋の名前は「明神橋」
車は438号線をこの交差点で右に
曲がって駐車。路上駐車御免!
麺がなくなっては大変!さっそく並ぶ。
並ぶ、並ぶ。結構、時間かかっています。
これが、米穀店の証拠「米」のマーク。
  • 12:10
    食べ終わった人が次々と店を出てくる。「美味いなぁ!」「美味しかった!」という会話が聞こえてくる。
    やっと、花鳥たちも店に入ることができる。
    おばちゃんと、おばあちゃん、あと二人若いおねーちゃんが手伝っている。へぇ、女性だけでやっているのか?
    うどんを打つのは力のいる仕事なので、絶対に男の人が居るはずだけど…。なんて思い込みで決め付けている自分がいる。
    困ったのは、食べ方がわからなかったこと。
    とりあえず、「大!」と頼み、「ぬくいの?冷たいの?」と聞かれても、「どっちが美味しいですか?」と聞くのも変だし…、
    で、「ぬくいの!」と答えて、ドンブリをもらい、お金を払って、店の中を出汁をさがすが、この店は出汁がない。
    というか醤油うどんしかないらしい。「そうかぁ、かけうどんで食べたかったなぁ。」と思いながら、
    「しょうがない!醤油で食べるか。」とあきらめた。

    しかし、しかしである。
    花鳥は大失敗をしてしまいました。
    「みんな、何か透明な液をかけているなぁ。」と思って、「これ、何だろう?」と思いながらも、「何か特別な合せ調味料かな」って、変に納得してしまい、ダーダーと、食いしん坊の卑しさから周くらい回してかけてしまった。
    何かわからないんだったら、においをかげば良かったんだけど、アホやなー。
    その透明な液とは「酢」だったのです。「あっ、そうか。」よく考えれば分かったんだけど、もう醤油うどんは食べられるような味ではなかった。
    「しくじったー。」と叫んだときはもう遅かった。食べ残すのは店の人にも、並んでいるお客さんにも悪いから…と我慢して、食べたんだけど、とても食べられる状態ではなかった。何とか、酢だけコップに移して、醤油を足したりして、何とか平らげた。
  • 12:15
    食べ終わったメンバーは、みんな「美味かった!」と言う。しかも、メンバーの中で「今日イチ」とまで言う奴もいるし、「田村の次に美味かった」と言う奴もいる。
    「えー!ちゃんと食べたかった。」S級指定店の本当の美味しさを味わうことができなかったということにすごくショックを受けた花鳥なのであった。
    「絶対にもう1回リベンジしに来よう!」と誓うのであった。

    そのあと、とてもビックリすることが起きる。
    何かというと、先ほどからずっとルートが同じのライダーたちが、また居たのであった。そして、もう出発するところ。
    花鳥たちより少し早く食べ終わったらしい。
    ということは、3軒とも全く同じルートで回っていたようだ。こんな偶然ってあるのかな?
    またウエノが言う。「あの人たちに今度どこに行きますか?って、聞いたら、美味しい店わかるん違う。」
    確かにそうだな。あのライダーたちは絶対にすごい讃岐うどん通に違いない。
    「違いない!違いないが、もう喰えんわ!」と言うと、「まだ喰えそうやで!」って誰かが言う。
    「いったい自分ら、どうゆう胃をしてんねん。(笑)」
  • 12:45
    もう既に、今日、大(2玉)を3杯喰った花鳥のお腹はパンパン。今日の成果は下記のとおり。
田村かけ大(2玉)200円
山越うどんかけ大(2玉)180円
谷川米穀店ぬくいの大 (2玉)200円
合計6玉

次は、本州に逆戻りして、しかも大阪方面とはまったく逆の広島県へ行き、ラーメンを食べるのである。そう!あの尾道ラーメンです。

瀬戸大橋に戻る途中で「山越うどん」の近所を通りかかり、「池内」といううどん屋の前でウエノが「ここも美味そう」と言うが、
「もう喰えまへん。次回にしよう!」なんて会話があったことはさておき・・・。

瀬戸大橋を渡り、四国に上陸してから、たったの4時間で四国を後にした花鳥たちは岡山から広島県の尾道市を目指して高速を走らす。

前回、尾道ラーメンを喰いに行った時は、バッサリと省略してしまったので、今回は紹介しまっさ。

讃岐から尾道市は瀬戸大橋を渡り、山陽道に入り、大阪と反対方向の広島方面に向いて走らすこと、だいたい2時間くらいかなぁ。

瀬戸内海に面した割と小さな街で、今から遡ること約20年ほど前に上映された『時をかける少女/原田知世主演』が撮影された坂の街で有名です。花鳥の世代にはひじょーに懐かしいのであるが…。そんなこんなで、皆さん讃岐うどんの食べ疲れというか、胃に血液が集まっているのか?で車中では運転をしている人と花鳥以外は眠りに入っておられましたとさ。

  • 15:00
    尾道到着!
    しかし、やっぱり讃岐うどんを3軒、一番食べている男連中においては6玉も食べているので、腹が減っていまへん。
    ええ、いくら花鳥でも何でもすぐにはラーメンも喰えません。
    したがって、「ちょっと腹減らしません」という若者達の意見もあって、「千光寺にでも登ってみようか?」ということになりまして、車で小高い山を登る。
  • 15:20
    そして、展望台から下界を覗く。うーん、良い眺めだ。
    展望台に登って少し時間が経ったけど、それでもまだ、みんな腹が減ってくれていないので誰かが言い出す。『車で登ってきたけど、遊歩道を歩いて下まで下りたら、ジャンケンで負けた4人(半分)が、上までロープウェイで登って車に乗って下に下りるというのはどう?』
    なんて大変な賭けをすることとなり、千光寺参りをして、映画を撮影した所なんかを見学(見学と行ってもセットでも何でもない。普通の民家がある所に「タイル小路」って名前が付いているところがあって結構面白いのだ。)して、30分くらいゆっくり時間をかけて下まで下った。
  • 15:55
    で、「最初はグー!ジャンケンポン!」
    誰がジャンケンで負けたか忘れたが、花鳥も当然のごとく負けた。
    ロープウェイで登り直し、車に乗って、下まで下りると、そこそこ喰えそうな感じになってきたので、尾道ラーメンの有名な美味しい店「朱華園」に並ぶ。
    ウエノも花鳥もうどんだけではなくラーメンも大好き。
    特に美味いラーメンはこよなく好き。それは美味けりゃ誰でもそうか?
    そうは言っても、ウエノは今回、花鳥と一緒に讃岐うどん食べに行って、結構気に入ってくれたはずだ。
    健ちゃん、みっちゃん、若者達も気に入ったはず。
  • 16:30
    じゃあ、ラーメン食べようか!
    心配せんでも、これで終わりやでー。そして、「朱華園」については写真もないことなので、またもや「まつゐちさんのホームページ」をご覧くだせぇ。
花鳥
あるきっかけで香川に足を運んで本場の讃岐うどんの美味しさにハマった花鳥の讃岐うどんツアー顛末記です。今となってはとても古い情報ですが、讃岐うどんツアーの参考にして下さい。「讃岐うどんドットインフォ」は2000年9月30日にスタートし、今年で足かけ22年目を迎えました。これからもよろしくお願いします。
http://sanukiudon.info/

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